里帰りや長期の帰省、季節の変わり目。宅配水を使っていると、気づいたら前回届いた水がまだ残っている、という月があります。玄関にボトルが積み上がってくると、「次の配送だけ止められないのかな」と考えたくなります。
宅配水には、定期配送を1回見送る「一時停止(スキップ)」という仕組みが用意されていることがあります。ただし無料で止められる回数や、いつまでに連絡すればいいかは会社ごとに決まっています。この記事では、公式サイトで実際に確認できた条件をもとに、休止で解決すること・しないことを整理します。
ウォーターサーバーの「休止(スキップ)」とは何か
休止とは、契約を続けたまま、次回の配送だけを見送る手続きです。契約そのものは残るので、サーバーは自宅に置いたままで、手元にある水もそのまま使えます。
解約との違いは、契約を終わらせるかどうかです。解約はサーバーを返却することになり、最低利用期間内であれば手数料が発生する場合があります。休止は契約を続けるため、返却も必要ありません。「飲む量が一時的に減っただけ」なのか「使うのをやめたい」のかで、選ぶべき手続きが変わります。
なお、休止はすべての会社に用意されている仕組みとは限りません。また、水道水を自分でタンクに注いで使う浄水型のサーバーは水が届かないため、水の配送を止めるという手続き自体がない場合があります。この点は記事の後半で取り上げます。
休止の手数料と締め切りは会社ごとに違う
気になるのは「お金がかかるのか」と「いつまでに言えばいいのか」の2点でしょう。具体例として、ふじざくら命水の公式サイトに書かれている条件を見てみます。
ふじざくら命水は1回まで無料、2回以上続けると事務手数料
ふじざくら命水の公式サイト「よくある質問」には、定期配送の一時停止(スキップ)はどのプランも1回まで無料で受け付けている、と記載されています。そのうえで、2回以上続けて停止する場合は1回ごとに1,100円の事務手数料が発生する、とも書かれています。
つまり「今月だけ多めに残っている」という使い方なら費用はかかりませんが、2か月、3か月と続けて止めると、止めた回数分の手数料がかかる形です。なお、この事務手数料について公式サイトの記載には税込か税抜かの区分が明示されていないため、金額の扱いが気になる場合は申し込み前に確認しておくと安心です。
同じ公式サイトには、定期配送が原則であるものの水の数量のノルマはないこと、配送周期の変更も受け付けていることが記載されています。
手続きは「次回出荷予定日の7日前まで」
締め切りも公式サイトに書かれています。ふじざくら命水の場合、次回出荷予定日の7日前までに、公式サイトのマイアカウントにログインし、配送情報の「注文履歴」または「定期配送」から手続きする、と案内されています。
水の残りが少なくなってきた段階で次回の配送予定日を確認し、余りそうなら早めに手続きしておくと慌てません。
※記載の料金・条件は2026年10月時点でふじざくら命水の公式サイトに掲載されていた内容です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
休止・配送周期の変更・解約のどれを選ぶか
同じ「水が余っている」という悩みでも、原因によって向いている手続きは変わります。
一時的に余っているだけなら休止で足りる
帰省や旅行で家を空ける、来月は外食が増える、といった一時的な事情であれば、1回スキップすれば次の配送日までに在庫が減っています。ふじざくら命水のように1回目が無料の会社であれば、費用もかかりません。
長く家を空けるときは、配送だけでなく電源や残った水の扱いもあわせて考えておきたいところです。旅行・帰省で長期不在にするときの対応は別の記事で整理しています。
毎回余るなら配送周期の見直しを
止めてもまた余る、というときは、配送のペース自体が家庭の消費量に合っていません。この場合はスキップを繰り返すより、配送周期の変更を相談するほうが根本的な解決になります。
1か月にどれくらい使うのかは、家族の人数や料理での使い方で大きく変わります。注文ノルマと水の消費量の目安を先に把握しておくと、相談もしやすくなります。
使うのをやめたいなら解約を検討する
飲む習慣そのものがなくなったのであれば、休止を続けるよりも解約を検討する場面です。ただし最低利用期間内の解約には手数料がかかることがあります。
ふじざくら命水の公式サイト「よくある質問」では、基本プラン・子育てプラン・法人プランを2年未満で解約した場合は14,300円(不課税)と案内されています。3年割りプランについては、1年未満で18,700円(不課税)、2年未満で16,500円(不課税)、3年未満で14,300円(不課税)という金額が記載されています。
金額も対象期間も会社とプランで変わるため、解約を考える前に自分の契約内容を確認しておきたいところです。費用全体の考え方は解約金の仕組みと確認のポイントにまとめています。
※上記の早期解約手数料は2026年10月時点でふじざくら命水の公式サイトに掲載されていた内容です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
わが家に合うウォーターサーバーを探すなら
実質コストで比較したランキングを見るそもそも休止の手続きがいらないタイプもある
ここまでは水が配送される宅配水を前提にしてきました。一方で、水道水を自分でタンクに注いで使う浄水型のサーバーは、そもそも水が届きません。
水が届かないので「余る」が起きない
エブリィフレシャスの公式サイトの料金ページには、どれだけ使っても定額制でノルマがないこと、宅配型のウォーターサーバーのように毎月水を受け取ったり、飲み切れなくて在庫がたまる心配もないことが記載されています。
料金が使った量ではなく月額で決まるため、飲む量が減った月に「止めて節約する」という発想自体が出てきません。同社の公式サイトの料金プランでは、tall(トール)の月額は3,000円(税込3,300円)と案内されています。
受け取りと在庫をどう扱うかは、宅配水と浄水型を比べるときの大きな分かれ目です。各サービスの料金や特徴は浄水型・水道直結カテゴリにまとめています。
ただしフィルターは定期的に届く
浄水型でも、何も届かないわけではありません。エブリィフレシャスの公式サイトの料金ページには、浄水カートリッジを無料で定期配送すると記載されています。ハミングウォーターの公式サイトの料金ページには、浄水フィルターは8ヶ月に1回の交換時期に合わせて定期的にお届けする、と記載されています。同じページでは、月々の料金は3,100円(税込3,410円)のみとも案内されています(北海道と沖縄については別の金額が記載されています)。
届くのは水ではなくフィルターなので、重さも置き場所も比べものになりません。ただし交換した古いフィルターは手元に残ります。使用済みフィルターの捨て方は自治体によって分別が分かれるので、先に確認しておくと迷いません。
※記載の料金・条件は2026年10月時点で各社公式サイトに掲載されていた内容です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
まとめ
休止(スキップ)は、契約を続けたまま次回の配送だけを見送る手続きです。一時的に水が余っているときには有効ですが、毎回余るなら配送周期の見直し、使わなくなったなら解約と、原因に合った手続きを選ぶほうが解決は早くなります。
無料で止められる回数と締め切りは会社ごとに決まっています。ふじざくら命水の公式サイトでは、1回まで無料、2回以上続けて停止する場合は1回ごとに1,100円の事務手数料、手続きは次回出荷予定日の7日前までと案内されています。契約している会社の案内も、同じ観点で一度見ておくと安心です。
そもそも水が届かない浄水型なら、休止を考える場面がありません。宅配水の受け取りや在庫が負担になっているなら、サーバーのタイプそのものを見直すのもひとつの手です。宅配型の各サービスは宅配水・天然水カテゴリで比較しています。
よくある質問
休止の回数に上限はありますか?
無料で止められる回数や、続けて止めたときの扱いは会社ごとに決まっています。ふじざくら命水の公式サイトでは、1回まで無料、2回以上続けて停止する場合は1回ごとに1,100円の事務手数料と案内されています。
休止の連絡はいつまでにすればいいですか?
出荷の準備が始まる前に連絡する必要があります。ふじざくら命水の公式サイトでは、次回出荷予定日の7日前までにマイアカウントから手続きするよう案内されています。締め切りは会社ごとに違うので、契約している会社の案内で確認してください。
休止すると解約金はかかりますか?
休止は契約を続ける手続きなので、解約時の手数料とは別のものです。ただし休止中に最低利用期間がどう扱われるかは会社ごとに違う可能性があるため、長く止める予定であれば事前に確認しておくと安心です。
浄水型にも休止はありますか?
浄水型は水の配送がないため、水の配送を止めるという手続きは基本的にありません。ただしフィルターが定期的に届く会社があります。ハミングウォーターの公式サイトでは、浄水フィルターを8ヶ月に1回の交換時期に合わせて届けると案内されています。
参考
- ふじざくら命水公式サイト「よくある質問」:https://www.fujizakurameisui.jp/faq/
- エブリィフレシャス公式サイト「価格・料金プラン」:https://every.frecious.jp/price/
- ハミングウォーター公式サイト「料金・ご利用案内」:https://www.hummingwater.com/price/

