浄水型のウォーターサーバーを使っていると、半年から1年に1度、使い終わったフィルターカートリッジが手元に残ります。新しいフィルターは届くけれど、古いほうをどう捨てればいいのかは案内に書かれていないことも多く、シンク下に置いたままになりがちです。
結論から言うと、使用済みフィルターの捨て方は「お住まいの自治体のルールに従う」のが基本です。この記事では、各社の公式サイトに実際に書かれている案内と、自治体によって分別がどう違うのかを具体的に紹介します。
使用済みフィルターは「自治体のルール」に従って捨てるのが基本
メーカーが回収してくれるのか、家庭ごみとして出していいのか。実際に公式サイトで案内している会社の記載を見てみましょう。
ハミングウォーターは「各自治体の規則に基づいて処分」と案内
ハミングウォーターの公式サイトのよくあるご質問には「フィルターの処分はどのようにしますか?」という項目があり、使い終わったフィルターは各自治体の規則に基づいて処分するよう案内されています。つまり、返送や店舗への持ち込みは不要で、家庭ごみとして自治体のルールどおりに出す形です。
しずくりあは材質まで公開している
TOKAIのしずくりあも公式サイトのよくある質問で、利用を終了したフィルターは地方自治体の取り決めに従って廃棄するよう案内しています。あわせて機種ごとのフィルター材質も公開されているため、自治体に問い合わせるときにそのまま伝えられます。
※記載の内容は2026年9月時点で各社公式サイトに掲載されていたものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
自治体によって分別が違う|3つの市の実例
実際に3つの市のごみ分別案内を確認したところ、次のように分かれていました。
| 自治体 | 掲載されている品目名 | 分別区分 |
|---|---|---|
| 神戸市 | 浄水器のカートリッジ | 燃えるごみ |
| 新潟市 | 浄水器(ポット型)・カートリッジ | 燃やすごみ |
| 柏市(柏地域) | 浄水器のカートリッジ-プラスチック製カバー | 不燃ごみ |
※上記は2026年9月に各市の公式サイトで確認した内容です。分別区分は変更されることがあるため、必ずお住まいの自治体の最新情報をご確認ください。出典は記事末尾の「参考」に記載しています。
同じカートリッジでも燃えるごみと不燃ごみに分かれる
神戸市と新潟市は燃えるごみ、柏市の柏地域は不燃ごみでした。同じような品目でも判断が分かれるため、ネットで見かけた情報をそのまま自分の地域に当てはめるのは避けたほうが安心です。引っ越しで自治体が変わったときも、あらためて確認しておくと迷いません。
分別を左右するのはフィルターの材質
自治体が品目を分類するときの手がかりは、その物が何でできているかです。ハミングウォーターの公式サイトによると、フィルターAは材質がポリプロピレン、ろ過材が活性炭・不織布・イオン交換樹脂、フィルターBは材質がポリプロピレンとABS、ろ過材が活性炭・不織布・中空糸膜と記載されています。しずくりあのSkittoはポリプロピレン・活性炭・不織布と公開されています。いずれもプラスチックと活性炭が中心です。
調べるときは「浄水器 カートリッジ」で探すのが早い
自治体のごみ分別辞典に「ウォーターサーバー用フィルター」という項目がないことはよくあります。今回確認した3市はいずれも「浄水器のカートリッジ」として掲載されていました。自治体のサイトで検索するときは、この言葉で探すと見つかりやすくなります。それでも出てこない場合は、上で挙げた材質を伝えて問い合わせるのが確実です。
捨てる前に確認しておきたい3つのこと
分別区分が分かったら、あとは出すだけです。ただ、そのまま袋に入れると困ることがあります。
中に水が残っていないか
取り外した直後のフィルターには水が含まれています。ごみ袋の中で水がしみ出すと、ほかのごみを濡らしたり、収集までのあいだににおいの原因になったりします。取り外したら半日ほどシンクの上に立てて置き、水気が切れてから袋に入れると扱いやすくなります。
梱包材は別の分別になることがある
新しいフィルターが届いたときの段ボールや外装フィルムは、フィルター本体とは別の分別になるのが一般的です。段ボールは資源ごみ、フィルムはプラスチック製容器包装、といった具合に分かれます。まとめて出してしまわないよう気をつけましょう。
交換したらためこまずに出す
使用済みフィルターは水を通したあとのものなので、湿ったまま長く置くのは避けたいところです。交換のタイミングと次の収集日をあわせて考えるとすっきりします。交換作業の手順は浄水型ウォーターサーバーのフィルター交換の記事でまとめています。
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実質コストで比較したランキングを見るフィルターの交換周期と費用は会社ごとに違う
使用済みフィルターが出る頻度は、契約している会社によって変わります。各社の公式サイトに掲載されている内容をまとめました。
| サービス・機種 | 交換の目安 | 交換用フィルターの費用 |
|---|---|---|
| エブリィフレシャス(ハイグレード/ライト専用) | 月間約100L使用で1年に1回 | 1年ごとに無料(0円)で届く |
| エブリィフレシャス(紺色ラベル) | 月間約100L使用で7か月半に1回 | 7か月半ごとに無料(0円)で届く |
| ハミングウォーター | 8か月に1回 | 交換時期に合わせて無料で届く |
| クリクラ putio(卓上) | 1日4Lの場合は6か月、または720L使用 | サーバー到着時に1年分を同梱。別途費用なし |
| しずくりあ Skitto | 毎日3.3L程度の使用で約6か月 | 6か月ごとに定期的に届く |
| しずくりあ Pitto mini | 毎日7L程度の使用で約1年 | 1年ごとに定期的に届く |
※記載の交換周期・費用は2026年9月時点で各社公式サイトに掲載されていた内容です。最新の料金や仕様は各公式サイトでご確認ください。各社の実質月額の比較はランキングページに、浄水型全体のしくみは浄水型・水道直結カテゴリにまとめています。
なお、クリクラのfeel freeはFit・altoといった床置きタイプではカートリッジ交換が不要と案内されており、そもそも使用済みフィルターが出ません。フィルターが何を取り除いているのかは浄水型が水道水の何を除去できるかの記事で解説しています。
まとめ
使用済みフィルターの捨て方は、次の順番で確認すると迷いません。
- 契約している会社の公式サイトで、処分方法の案内があるか確認する
- 案内が「自治体のルールに従う」であれば、お住まいの自治体のごみ分別を「浄水器 カートリッジ」で調べる
- 分別辞典に載っていなければ、フィルターの材質を伝えて自治体に問い合わせる
- 水気を切ってから、指定の区分で出す
今回確認した範囲では、ハミングウォーターとしずくりあはどちらも自治体のルールに従って処分するよう案内していました。回収の仕組みは会社によって異なる可能性があるため、契約先の案内を最初に確認するのが確実です。本体を手放すときはウォーターサーバーの処分方法の記事、返却時の水抜きは水抜きの記事で扱っています。
よくある質問
使用済みフィルターはメーカーが回収してくれますか?
今回確認したハミングウォーターとしずくりあは、いずれも公式サイトで自治体のルールに従って処分するよう案内しており、回収の記載はありませんでした。会社によって対応が異なる可能性があるため、契約先の公式サイトやサポート窓口でご確認ください。
分解して中身を出してから捨てる必要はありますか?
今回確認した各社の案内に、分解を求める記載はありませんでした。カートリッジは密閉された状態で作られており、無理に開けると中の活性炭などが散らばります。特別な指示がない限り、そのままの形で自治体の区分に従って出すのが安全です。
交換時期を過ぎたフィルターを使い続けるとどうなりますか?
しずくりあの場合、交換の目安は「除去性能を維持する容量」として案内されています。目安を超えたフィルターで水が有害になるという記載はありませんが、本来の浄水性能を保てなくなる前提で設計されているため、案内された時期での交換をおすすめします。
解約するとき、未使用のフィルターは返品できますか?
しずくりあの公式サイトでは、解約時に既に納品された追加注文分のフィルターの返品・返金はできないと案内されています。ほかの会社の扱いは公式サイトで確認できなかったため、追加注文をするときは解約予定と照らして数量を決めておくと無駄がありません。
参考
- ハミングウォーター公式サイト「よくあるご質問」:https://www.hummingwater.com/support/faq/
- しずくりあ公式サイト「よくある質問」:https://shizuclear.jp/faq
- エブリィフレシャス公式サイト「製品について」:https://every.frecious.jp/faq/about/
- クリクラfeel free公式サイト「製品について」:https://crecla.ws/feelfree-ws/support/faq/products/
- 神戸市FAQ「浄水器のカートリッジ」:https://faq.city.kobe.lg.jp/faq/show/2653
- 新潟市「分別早見表(50音順)し」:https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/gomi/gomishigen/gomidasi/niigata/chart/si.html
- 柏市「ごみ分別便利ガイド(柏地域)」:https://www.city.kashiwa.lg.jp/garbage_environment/kashiwaarea/guide-k/si/0085.html
いずれも2026年9月22日に確認しました。

