ウォーターサーバーの資料を見ていると、「毎月◯本以上の注文が必要」といった条件を目にすることがあります。いわゆる「注文ノルマ」と呼ばれる仕組みで、宅配水タイプのサーバーを検討するうえでは、月額料金や水代と同じくらい大切なチェックポイントです。
この記事では、注文ノルマの基本的な仕組みと、子育て家庭の水の消費量の目安、そして無理なく続けるための考え方を整理します。「契約したものの水が余ってしまった」という失敗を避けるための参考にしてみてください。
注文ノルマとは?宅配水の基本的な仕組み
注文ノルマとは、宅配水タイプのウォーターサーバーで設定されている「毎月(または配送ごとに)最低限注文する水の本数」のことです。多くのメーカーでは、サーバー本体のレンタル料を無料や低額に抑える代わりに、水の定期購入を前提とした料金設計になっています。よくあるパターンとしては、次のようなものが挙げられます。
- 月に2本程度(12Lボトル×2本=約24L)からの注文が前提になっていることが多い
- 配送を一時的に止める「スキップ(休止)」制度が用意されている場合がある
- 一定期間以上スキップを続けると、手数料がかかる場合がある
ただし、本数や条件はメーカー・プランによって大きく異なります。契約前には、最低注文本数・スキップの条件・手数料の有無を、必ず公式サイトの最新情報で確認しておきましょう。
子育て家庭は1か月にどのくらい水を使う?
環境省などが推進する「健康のため水を飲もう」推進運動では、成人が1日に必要とする水分量は約2.5Lとされ、そのうち飲み水からはおよそ1.2Lを補うことが目安として紹介されています。
もちろんこれは麦茶やお茶なども含めた飲料全体の目安ですが、仮に大人2人がサーバーの水を1日500mlずつ使うだけでも、1か月で約30Lになります。ここに次のような子育て家庭ならではの使い方が加わると、使用量は意外と多くなります。
- ミルク作り(調乳用のお湯と湯冷まし)
- 離乳食やおかゆ、スープづくり
- 子どもの麦茶・水分補給用のお水
- 大人のコーヒー・お茶用のお湯
一方で、「飲み水は基本的に水道水で、サーバーはミルク用だけ」といった使い方だと、月24Lを使い切れないこともあります。まずはご家庭の1日の使い方を具体的に想像して、月あたりの量をざっくり見積もってみることが大切です。
ノルマが負担になりやすいケース・なりにくいケース
同じ子育て家庭でも、生活スタイルによってノルマの感じ方は大きく変わります。負担になりやすいのは、次のようなケースです。
- 帰省や旅行などで家を空けることが多い
- 飲み水は水道水と併用していて、サーバーの出番が限られる
- ミルク作りなど特定の用途にしか使わない
- ボトルの保管場所が狭く、余ると置き場所に困る
反対に、家族の飲み水をすべてサーバーでまかなう、料理やお米研ぎの仕上げにも使う、子どもがよく麦茶を飲むといったご家庭では、ノルマ分の水は自然と消費できることが多いでしょう。ボトルが余り始めると収納を圧迫しがちなので、特にマンションなど収納が限られる住まいでは「使い切れる量かどうか」を少し厳しめに見積もっておくと安心です。
わが家に合うウォーターサーバーを探すなら
実質コストで比較したランキングを見るノルマが気になるなら浄水型という選択肢も
浄水型(水道水補充型)や水道直結型のウォーターサーバーは、水道水をタンクに注いだり水道管とつないだりして使う仕組みのため、そもそも水を注文する必要がなく、ノルマという概念がありません。定額制で使い放題のプランが中心なので、使用量の変動が大きい子育て家庭でも、量を気にせず使いやすいのが特長です。
一方で、宅配水には「産地の天然水を選べる」「未開封ボトルを災害時の備蓄として兼用しやすい」といった良さもあります。それぞれの特徴は、浄水型・水道直結サーバーの一覧や宅配水・天然水サーバーの一覧で詳しく紹介しています。
無理なく続けるためのチェックポイント
最後に、契約前に確認しておきたいポイントを整理します。
- 1か月の使用量をシミュレーションする(飲み水・ミルク・料理などの内訳で考える)
- 最低注文本数と、1本あたりの容量・水代を確認する
- スキップ(休止)制度の条件と手数料の有無を確認する
- ボトルの保管場所と受け取り方法を確認する
- 最低利用期間と解約金の条件もあわせて確認する
解約金の相場や考え方については、ウォーターサーバーの解約金はいくら?相場と回避のポイントでも詳しく解説しています。
まとめ
注文ノルマは「悪い仕組み」というわけではなく、水をしっかり使うご家庭にとってはあまり気にならない条件です。大切なのは、ご家庭の消費量とノルマの量が合っているかどうか。使用量が読みにくい場合や少なめの場合は、ノルマのない浄水型も含めて比較してみると選択肢が広がります。
月額料金・水代・電気代などを含めた実質コストでの比較は、ウォーターサーバー実質コストランキングでチェックできます。あわせて参考にしてみてください。
参考
- 「健康のため水を飲もう」推進運動(環境省):https://www.env.go.jp/water/water_supply/nomou/index.html
二人目が生まれて消費量が変わるタイミングでの見直し方は、二人目が生まれたらウォーターサーバーは見直す?きょうだいが増えたときの考え方で解説しています。

