宅配水のウォーターサーバーを調べていると、「ワンウェイボトル」「リターナブルボトル」という言葉をよく目にします。水そのものの品質を表す言葉ではなく、使い終わった容器をどう扱うかの違いを指しています。じつはこの違いが、子育て中の家庭にとっては毎月の手間や部屋の使い方に直結します。この記事では、2つのボトルの仕組みと空き容器の処分方法、そして家庭でつまずきやすいポイントを整理します。
ワンウェイボトルとリターナブルボトルの違い
ワンウェイボトルは、水を使い切ったあと家庭で処分する使い捨てタイプです。水が減るにつれて容器がしぼんでいく柔らかい素材のものが多く、外の空気が入りにくい構造になっている点が特徴とされています。空になったらたたんで捨てられるため、家に空き容器がたまりにくいのが利点です。
いっぽうリターナブルボトルは、メーカーが回収して洗浄し、繰り返し使う容器です。硬いプラスチック製で形が変わらず、水が出た分だけ空気が入る仕組みのものが一般的です。空きボトルは次回配送のときに配達員が引き取っていく流れになるため、それまで自宅で保管しておく必要があります。
- ワンウェイ:使い捨て/自宅で処分/空き容器がたまらない/持ち帰り不要
- リターナブル:回収・再利用/自宅で保管/次回配送まで置き場所が必要/容器代がかからない設計が多い
どちらが優れているというより、住まいの広さや配送頻度、家族の生活リズムによって向き不向きが変わります。とくに乳幼児がいる家庭では「置き場所」と「捨てるまでの手間」が判断材料になりやすい部分です。
空きボトルの処分と回収、それぞれの手間
ワンウェイボトルは、住んでいる市区町村の分別ルールに従って捨てます。プラスチック製の容器包装は容器包装リサイクル法にもとづいて市区町村が分別収集する対象とされており、分別の区分や出し方は自治体ごとに定められています。契約前にお住まいの地域のごみ分別表を確認しておくと、届いてから迷わずに済みます。キャップやラベルを別に分ける地域もあるため、家族で共有しておくと安心です。
リターナブルボトルは家庭で捨てる必要がない代わりに、回収日まで空きボトルを保管します。硬い容器はつぶせないので、2本、3本とたまると意外に場所を取ります。玄関やキッチンの通路に置いてしまうと、歩き始めの子どもがつまずく原因にもなりかねません。保管場所をあらかじめ決めておくことが、そのままリスク対策になります。
また、回収は配送のタイミングに合わせて行われるのが一般的です。受け取りと引き渡しが同時に発生するため、在宅できる時間帯を確保できるかどうかも確認しておきたいところです。
子育て家庭がつまずきやすい3つのポイント
空きボトルの置き場所が足りなくなる
ベビーカーやおむつのストックで収納が埋まっている時期は、空きボトルの置き場所が後回しになりがちです。リターナブルを選ぶ場合は、回収までに何本たまるかを配送サイクルから逆算し、置き場所を先に決めておくとよいでしょう。
ごみ出しの日まで日数が空く
ワンウェイでも、プラスチック資源の収集が週1回程度の地域では、たたんだ容器が数日たまります。乾かしてから畳む、まとめる袋を決めておくといった小さな工夫で、生活動線に置きっぱなしになるのを防げます。
ボトルの持ち運びが負担になる
宅配水は容量が大きいほど交換の頻度は減りますが、1本あたりの重さは増えます。抱っこや寝かしつけと重なる時間帯に持ち上げるのは負担が大きいため、重さや設置方式の選び方は事前に確認しておきたい点です。詳しくはウォーターサーバーのボトル交換は大変?重さの負担を減らす選び方でも整理しています。
ボトルの手間自体をなくす選択肢もある
ボトルの保管も処分も避けたい場合は、水道水を本体のフィルターでろ過して使う浄水型という選択肢があります。容器が届かないため、置き場所もごみ出しも発生しません。特徴やタイプ別の違いは浄水型・水道直結タイプの比較、宅配水のラインナップは宅配水・天然水タイプの比較でまとめています。
当サイトのランキングページ掲載値では、浄水型のエブリィフレシャスとハミングウォーターが実質月額3,300円、天然水の宅配型であるふじざくら命水が実質月額約4,300円となっています。※実質月額は当サイトのランキングページ掲載値です。最新の料金や仕様は各公式サイトでご確認ください。
ただし浄水型は水の種類を選べない、宅配水は災害時の備蓄になるといった違いもあります。料金だけでなく手間と使い道を合わせて考えるために、実質コストの考え方や実質コスト順のランキングもあわせて確認してみてください。
届いたボトルをどこに置くかについては、ウォーターサーバーのボトルはどこに保管する?置き場所と本数の決め方で詳しく扱っています。
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実質コストで比較したランキングを見る空きボトルの捨て方を具体的に確認する手順
まずボトルの識別マークを確認する
空きボトルを何ごみとして出すかは、ボトルの材質と住んでいる自治体のルールで決まります。日本容器包装リサイクル協会は、各自治体のルールに従って分別するために識別表示(リサイクルマーク)を確認することが重要だと説明しています。
資源有効利用促進法にもとづき、清涼飲料や酒類などに使われるPETボトル、プラスチック製容器包装、紙製容器包装には識別マークをつける義務があります。ウォーターサーバーのボトルにも、本体や外装のどこかに材質を示すマークが入っているはずなので、まずはそこを見てください。
同じワンウェイボトルでも、素材がPETのものと、やわらかいフィルム状のものとでは分別区分が変わることがあります。マークを見ずに以前の習慣のまま出してしまうと、収集されずに残される原因になります。
自治体のごみ分別ルールを調べる
マークが確認できたら、次は自治体のごみ分別ルールを確認します。多くの市区町村はホームページに品目別の五十音検索を用意しており、ペットボトルやプラスチック製容器包装といった区分で調べられます。
引っ越しの直後はとくに注意が必要です。前に住んでいた地域と分別区分が違うことは珍しくなく、同じ形のボトルでも出し方が変わる場合があります。
洗ってつぶす、キャップとラベルは分ける
中を軽くすすいで乾かし、キャップとラベルを外してから出すのが基本の流れです。中身が残ったままだと回収後の品質に影響するため、水ですすぐだけでも意味があります。
つぶしておくと保管中のかさが減り、ごみ袋にも入れやすくなります。ただし自治体によってはつぶさずに出すよう指定していることもあるため、ここもルールの確認が必要です。
外装フィルムやボトルカバーはどう扱う?
ボトルにかぶせてある袋やフィルム、段ボールの外箱は、ボトル本体とは別の区分になるのが一般的です。プラスチック製容器包装と紙製容器包装で分かれるため、まとめて一袋にしないよう気をつけましょう。
スーパーの回収ボックスは使える?
店頭の回収ボックスには、対象となる品目が掲示されています。ウォーターサーバーのボトルが対象に含まれるかは店舗ごとの運用によるため、掲示を読むか店員に確認してから入れてください。対象外のものが混ざると、回収の仕組み自体が成り立たなくなってしまいます。
空きボトルを再利用してもよいのでしょうか
空いたボトルを別の用途に使いたくなることがありますが、飲料用の容器は一度きりの使用を前提に設計されています。洗って別の飲み物を入れると、内側についた細かな傷から雑菌が繁殖する可能性があります。
とくに乳幼児がいる家庭では、飲用に再利用するのは避けたほうが無難です。どうしても使いたい場合は、飲み物以外の用途にとどめておきましょう。
なお、リターナブルボトルは事業者が回収して洗浄・再充填する前提の容器です。自己判断で処分したり別の用途に使ったりせず、契約しているサービスの回収に必ず出してください。
まとめ
ワンウェイボトルは自宅で処分する使い捨てタイプ、リターナブルボトルは回収して再利用するタイプで、どちらも「捨てる手間」か「置く手間」のどちらかが発生します。収納に余裕がない家庭や在宅時間が読みにくい家庭ではワンウェイや浄水型が向きやすく、ごみを増やしたくない家庭ではリターナブルが合うこともあります。生活のどこに負担がかかりやすいかを基準に選ぶと、契約後のギャップが小さくなります。
よくある質問
ワンウェイボトルは何ごみとして捨てればよいですか?
分別の区分は市区町村ごとに決められているため、お住まいの自治体のごみ分別表を確認してください。プラスチック製の容器包装として収集する地域が多い一方、キャップやラベルの扱いが分かれることもあります。
リターナブルボトルの回収を忘れたらどうなりますか?
多くの場合は次回の配送時にまとめて引き取ってもらえますが、保管本数の上限や扱いはメーカーによって異なります。あらかじめ公式サイトやサポート窓口で確認しておくと安心です。
衛生面ではどちらが安心ですか?
ワンウェイは外気が入りにくい構造をうたう製品が多く、リターナブルは工場で洗浄・殺菌して再利用されます。どちらも基準を満たして提供されているため、日々のお手入れを続けることのほうが実際の衛生状態には影響します。
途中でボトルの種類を変更できますか?
ボトルの方式は機種ごとに決まっているため、変更するには機種やプランの変更が必要になるのが一般的です。最低利用期間が残っていると手数料がかかる場合があるので、契約前に条件を確認しておきましょう。
参考
- 環境省「容器包装リサイクル法とは」 https://www.env.go.jp/recycle/yoki/a_1_recycle/index.html
- 環境省「市区町村によるプラスチック使用製品廃棄物の分別収集・再商品化」 https://plastic-circulation.env.go.jp/about/pro/bunbetsu
- 公益財団法人日本容器包装リサイクル協会「容リ法と識別表示の関係」 https://www.jcpra.or.jp/law/display.html

