ウォーターサーバーの解約金は、「いくらか」よりも「どうすればかからないか」を先に知っておくほうが役立ちます。多くのサービスでは最低利用期間が設けられており、その期間を過ぎていれば解約金はかかりません。つまり、解約金は避けられない費用ではなく、契約のタイミング次第で回避できる費用です。
この記事では、最低利用期間の数え方と、解約金が発生しないケース・発生しやすいケースを整理します。相場そのものについてはウォーターサーバーの解約金はいくら?で解説しています。
解約金の正体は「最低利用期間の途中解約料」
解約金は、契約書上「解約手数料」「早期解約金」「サーバー撤去費用」などと呼ばれ方が分かれます。共通しているのは、あらかじめ決められた最低利用期間の途中で解約したときに請求される、という点です。期間を満了していれば請求されないのが一般的です。
そのため、契約時に見るべきなのは金額だけではありません。「何年の縛りなのか」「いつから数えるのか」の2つをセットで確認する必要があります。
最低利用期間はいつから数えるのか
ここが見落とされやすいポイントです。起算日はサービスによって異なり、主に次のパターンがあります。
- 申し込み日から:申し込んだ日を起点に数えるパターン
- サーバー設置日・初回出荷日から:実際に使い始めた日を起点に数えるパターン
- 利用開始月の翌月から:月単位で区切って数えるパターン
申し込みから設置まで2週間ほど空くこともあるため、起算日の違いで満了日が半月〜1か月ずれることがあります。解約を検討し始めたら、まず契約書やマイページで「契約日」「利用開始日」を確認し、満了月を正確に把握しましょう。
また、期間の満了と同時に自動更新されるサービスもあります。この場合、満了月を1か月でも過ぎると次の期間が始まり、再び解約金の対象になることがあります。解約を決めているなら、満了月に入った時点で早めに連絡するのが安全です。
解約金がかからない、または軽くなるケース
- 最低利用期間を満了している
- そもそも最低利用期間の設定がないプランを選んでいる
- 配送エリア外への転居など、やむを得ない事情が免除条件に含まれている
- 同じ会社の別機種へ変更する(機種変更として扱われ、解約にならない場合があります)
- 初期の一定期間内に申し出るお試し制度が用意されている
いずれも会社ごとに条件が異なり、書面での申請が必要なこともあります。「たぶん大丈夫だろう」と自己判断せず、解約の意思を伝える前にカスタマーサポートへ条件を確認してください。
わが家に合うウォーターサーバーを探すなら
実質コストで比較したランキングを見る解約金以外にかかることがある費用
解約金がゼロでも、手続きに伴って別の費用が発生することがあります。契約前に次の項目も確認しておくと、想定外の出費を防げます。
- サーバー本体の回収・引き取りにかかる手数料
- 返却時の梱包資材代や送料
- 本体に傷や破損がある場合の弁償費用
- 解約月の月額料金(日割りにならないことがあります)
- 未返却のボトルや付属品にかかる費用
契約前に「出口」を確認しておく
子育て家庭の場合、ミルクの時期が終わったり、引っ越しや職場復帰で生活が変わったりと、数年のうちに使い方が変わることがよくあります。だからこそ、契約時点で「やめるときにいくらかかるか」を把握しておくことが、結果的に実質コストを抑えることにつながります。
当サイトのランキングでは、最低利用期間が2年・解約金16,500円のハミングウォーターを「解約金がやさしい安心枠」として紹介しています。一方で、最低利用期間が3年と長めのサービスもあります。どちらが不利ということではなく、使う年数の見通しと合っているかどうかが判断基準です。
※金額や期間は変更されることがあります。最新の条件は各公式サイトでご確認ください。実質コストを含めた比較はウォーターサーバー比較ランキングにまとめています。
解約の連絡から回収までの流れ
解約は電話一本で完了するとは限りません。一般的には次のような流れをたどります。
- 解約の意思をサポート窓口またはマイページで伝える
- 本体の回収方法と日程を調整する(宅配便での返送か、業者による引き取りか)
- 回収日までに水抜きを行い、本体を乾かしておく
- 付属品をそろえ、指定された方法で梱包する
- 回収後、最終の請求内容を確認する
連絡から回収まで数週間かかることもあります。引っ越しや退去の予定がある場合は、逆算して余裕をもって連絡してください。水抜きは温水タンクが冷めるまで待つ必要があるため、回収日の前日には電源を抜いておくとスムーズです。
解約前に確認したいチェックリスト
- 契約日または利用開始日はいつか
- 最低利用期間は何年で、満了月はいつか
- 自動更新はあるか、あるなら更新のタイミングはいつか
- 解約金以外に、回収手数料や送料はかかるか
- 解約月の月額料金は日割りになるか
- 返却が必要な付属品は何か
- 手続きの締切日はいつか(月末締めなど)
これらを事前に控えておくと、電話口で迷わずに済みます。伝えた日時と担当者名をメモしておくと、後から確認が必要になったときにも役立ちます。
まとめ
解約金は、最低利用期間を満了していればかからないのが一般的です。重要なのは金額よりも、起算日がいつで満了月がいつなのかを正確に知っておくことです。自動更新の有無、免除条件、回収手数料などもあわせて確認しておけば、やめたいときに慌てずに済みます。契約前に一度、出口の条件まで目を通しておきましょう。

