ウォーターサーバーを導入したのに、家族から「なんだか味が変」「においが気になる」と言われて戸惑うことがあります。子どもが急に飲みたがらなくなり、原因が分からないまま放置してしまうケースも少なくありません。
水の味やにおいの変化には、いくつかの決まったパターンがあります。原因が本体側にあるのか、水そのものにあるのか、置き場所にあるのかを順番に切り分けていくと、家庭でできる対処が見えてきます。この記事では、子育て家庭が実際につまずきやすいポイントに絞って整理します。
その「まずい」はいつから?まず時期を切り分ける
味やにおいの相談で最初に確認したいのは、いつから気になり始めたかです。使い始めからずっとなのか、ある時期を境に変わったのかで、疑うべき原因がまったく違ってきます。
使い始めから気になっている場合
設置直後から違和感がある場合は、故障や汚れよりも、水の種類や本体の材質が影響していることが多くなります。とくに天然水から浄水型に切り替えた直後や、その逆の場合は、慣れ親しんだ味との差を「まずい」と感じやすい傾向があります。
水そのものの性質の違いについては、軟水・RO水・天然水の違いを先に確認しておくと、味の傾向の差が把握しやすくなります。硬度や処理方法が変われば口当たりも変わるため、不具合ではないケースも含まれます。
途中から味が変わった場合
しばらく問題なく使えていたのに、ある時期から急に味やにおいが変わったのであれば、本体や消耗品の状態を疑う順番になります。フィルターの使用期間、注ぎ口まわりの清掃状況、置き場所の変更、季節による室温の変化などが候補です。
水の味やにおいが気になる主な原因
ここからは、家庭で挙がりやすい原因を一つずつ見ていきます。複数が重なっていることも多いため、当てはまりそうなものをすべて拾い上げてください。
カルキ(塩素)のにおいが残っている
浄水フィルターはこの塩素などを低減する役割を担っていますが、フィルターの状態や使用量によっては、においが残りやすくなることがあります。もともと地域の水道水のにおいが強い場合、その差が出やすい点も押さえておきたいところです。
新品や部品交換の直後に出るにおい
設置直後や部品を交換した直後に、プラスチックのようなにおいを感じることがあります。新しい樹脂部品に由来するもので、しばらく使ううちに気にならなくなるケースが一般的です。
注ぎ口や受け皿まわりの汚れ
見落とされやすいのが、注ぎ口(コック)と受け皿の汚れです。ここは空気に触れる場所で、ホコリや水滴が残りやすく、においの原因になります。子どもが直接コップを当てる家庭では、より頻繁な清掃が必要になります。
清掃の頻度や方法はウォーターサーバーのお手入れ方法に整理しています。味やにおいが気になったら、まずここを確認するだけで解決することも珍しくありません。
フィルターの交換時期を過ぎている
浄水型では、フィルターが交換時期を過ぎると本来の性能を発揮できなくなります。交換サイクルはメーカーや機種によって異なり、定期配送で届く方式と、自分で申し込む方式があります。
交換の考え方や忘れたときのリスクは浄水型ウォーターサーバーのフィルター交換にまとめています。カレンダーやスマートフォンの通知に登録しておくと、交換忘れを防ぎやすくなります。
水温が中途半端になっている
冷水が十分に冷えていない、温水がぬるいという状態でも、味の印象は大きく変わります。エコモードや省エネ設定を使っている場合、設定によっては温度が通常より高め・低めになっていることがあります。
設定を見直しても改善しないときは、温度調整の不具合の可能性があります。温度の使い分けについては常温水と温度設定の使い分けも参考になります。
置き場所のにおいが移っている
ウォーターサーバーは空気中のにおいの影響を受けます。ゴミ箱のそば、調理台の真横、洗剤や芳香剤の近くに置いていると、においが気になりやすくなります。
直射日光が当たる場所や、暖房器具の風が直接当たる場所も避けたいところです。設置場所の選び方はウォーターサーバーの置き場所で部屋別に整理しています。
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実質コストで比較したランキングを見る家庭でできる確認と対処の順番
原因が一つに絞れないときは、手間の少ないものから順に試すのが効率的です。次の順番で確認していくと、切り分けが進みやすくなります。
- 注ぎ口と受け皿を清掃し、数日ようすを見る
- フィルターの使用開始日を確認し、交換時期を過ぎていないか調べる
- 冷水・温水の温度設定とエコモードの状態を確認する
- 設置場所の周囲に、においの強いものが置かれていないか見直す
- コップやマイボトル側のにおい移りではないか、別の容器で飲み比べる
意外と多いのが5番目です。水ではなく容器側に原因があるケースで、毎日使っている水筒やプラスチックコップのにおいが移っていることがあります。ガラスのコップで飲み比べると判断しやすくなります。
ここまで試して変化がなければ、本体側の不具合を疑う段階に進みます。自己判断で分解や薬剤の使用をせず、契約先のサポート窓口へ相談してください。
子どもが飲みたがらなくなったときの考え方
大人は問題を感じないのに、子どもだけが飲まなくなることがあります。子どもは味やにおいの変化に敏感で、以前と違うというだけで口をつけなくなることも珍しくありません。
この場合は、無理に飲ませようとするより、原因の切り分けと並行して水分の摂り方を工夫するほうが現実的です。麦茶や汁物にすれば気にせず飲めることもあり、ウォーターサーバーで麦茶やお茶をつくるで紹介している方法が使えます。
なお、水分が極端に摂れない状態が続いたり、体調の変化をともなう場合は、自己判断で対応せず医師や薬剤師に相談してください。
味やにおいで後悔しにくい機種の選び方
これから導入する、あるいは乗り換えを検討している場合は、味やにおいに関わる仕様をあらかじめ確認しておくと不満が出にくくなります。
- フィルターの交換方式(定期配送か、自分で申し込むか)
- フィルターの交換費用が月額に含まれるか、別途かかるか
- タンクや流路の清掃機能があるか
- 常温水や温度調整の選択肢があるか
- 浄水型か宅配水か(水そのものの性質が変わる)
浄水型と宅配水では、水の由来がそもそも違います。どちらが自分の家庭に合うかは浄水型と宅配水の違いで比較しています。味の好みが分かれる家庭では、この選択が満足度を大きく左右します。
実際の口コミでも、味に関する評価は分かれます。特定機種について事前に知っておきたい場合は、エブリィフレシャスのデメリットのように、あえて否定的な声を分析した記事に目を通しておくと判断材料が増えます。
それでも改善しないときの選択肢
清掃も交換も試したうえで改善しない場合、本体の不具合か、そもそも水の性質が家庭に合っていないかのどちらかが考えられます。前者はサポート窓口で点検や交換の相談ができます。
後者であれば、機種やタイプの見直しが選択肢になります。浄水型・水道直結タイプは浄水型・水道直結カテゴリに、宅配水・天然水タイプは宅配水・天然水カテゴリにまとめています。乗り換えを考える場合は、契約期間と解約金の条件を先に確認しておくと安心です。
味やにおいではなく、水の中や受け皿に白いものが見えるという場合は、原因が異なります。白いカス・浮遊物が出る原因と安全性の判断で解説しています。
まとめ
ウォーターサーバーの水がまずいと感じたときは、いつから変わったのかを切り分けたうえで、注ぎ口の清掃、フィルターの交換時期、温度設定、置き場所、容器の順に確認していくのが近道です。多くの場合は本体の故障ではなく、日常の管理か環境に原因があります。
それでも合わないと感じるときは、水のタイプそのものを見直す選択もあります。実質コストで各社を比較したウォーターサーバーの比較ランキングを参考に、家庭の使い方に合う一台を検討してみてください。
よくある質問
浄水型の水にカルキのにおいが残るのは異常ですか?
必ずしも異常とは限りません。もとの水道水のにおいの強さや、フィルターの使用状況によって感じ方は変わります。ただし交換時期を過ぎている場合は、まず交換を試してください。
設置したばかりでプラスチックのにおいがします。使い続けて大丈夫ですか?
新しい樹脂部品に由来するにおいで、使ううちに弱まることが一般的です。気になる場合は最初の水を飲用以外に回す方法が案内されることが多いため、取扱説明書や各社のサポート案内を確認してください。
掃除をしてもにおいが取れません。何を疑えばよいですか?
フィルターの交換時期、設置場所の周囲のにおい、コップや水筒側のにおい移りの3点を順に確認してください。それでも改善しない場合は、契約先のサポート窓口へ相談することをおすすめします。
子どもが水を飲まなくなりました。味が原因でしょうか?
味やにおいの変化が理由のこともありますが、体調や気分によることもあります。別の容器で飲み比べて反応を見ると判断しやすくなります。水分が十分に摂れない状態が続く場合は、医師や薬剤師に相談してください。
味が合わないという理由で解約できますか?
契約内容によって異なります。最低利用期間内は解約金がかかる場合が多いため、契約書や公式サイトの条件を必ず確認してください。乗り換えを検討する際は、解約金と次の契約の条件を合わせて計算することをおすすめします。
参考
- 東京都水道局「水質<水質基準・管理・検査等>|よくある質問」https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/faq/qa-21

