「冷たいお水を飲もうと思ったのに、なんだかぬるい」「カップ麺にお湯を注いだのに熱くならない」。ウォーターサーバーを使っていると、ある日ふとこうした温度の変化に気づくことがあります。子育て中の家庭では、ミルクづくりや麦茶づくりに温度がそのまま影響するので、余計に気になるところです。
ただ、いつもと温度が違うからといって、すぐに故障とは限りません。設置してからの経過時間、節電モードの状態、置き場所、電源まわりなど、家庭で確認できる原因のほうが多いのが実情です。この記事では、各社の公式サイトに掲載されている情報をもとに、冷えない・ぬるいと感じたときの確認手順を順番に整理します。
冷えない・ぬるいと感じたら、まず確認したいこと
設置した直後は、適温になるまで時間がかかる
電源を入れたばかりのサーバーは、タンクの中の水がまだ冷えたり温まったりしていません。エブリィフレシャスの公式サイトでは、冷水は90分程度、温水は30分程度で適温になると案内されています。届いたその日や、コンセントを抜き差しした直後にぬるいのは、この待ち時間の途中である可能性が高いです。
続けて出し続けると、途中からぬるくなることがある
麦茶を作るときなど、まとまった量を一度に出すことがあります。エブリィフレシャスの公式サイトでは、冷水も温水もコックから出した水量分がサーバー内部のタンクに補充されるため、連続して出し続けると徐々に常温に近くなる、と説明されています。この現象は故障ではなく、仕様として案内されているものです。
電源プラグとチャイルドロックを確かめる
冷水も温水もどちらも常温のままという場合、エブリィフレシャスの公式サイトでは、まず電源プラグがコンセントに差し込まれているかを確認するよう案内しています。掃除や模様替えのときに抜けていた、というのは実際によくある話です。
一方、冷水は出るのに温水だけ出ないときは、チャイルドロックが解除されていない可能性があります。同社の公式サイトでは、UNLOCKボタンを長押しするとオレンジ色のランプが点灯し、ランプ点灯中にHOTボタンを押して出水する、という手順が案内されています。小さな子どもがいる家庭ではロックがかかっているのが正常な状態なので、慌てなくて大丈夫です。
貯水タンクの水が空になっていないか見る
水そのものが出てこないときは、浄水型であれば上部の貯水タンクが空になっていないかを確認します。エブリィフレシャスの公式サイトでも、貯水タンク(上部)の水が空になっていないか確認し、空になっていたら水道水を補充するよう案内されています。補充した直後の水はまだ常温なので、ここでもやはり少し待つ必要があります。
補充の頻度やタンク容量の考え方は、浄水型サーバーの給水タンク容量と補充の手間でくわしく整理しています。
節電モードが働いていると、温度は意図的に変わる
エブリィフレシャスのECOモードとSLEEPモード
エブリィフレシャスの公式サイトによると、ECOモードは冷水・温水の温度を調整して消費電力を抑える機能で、全機種に標準搭載されています。通常時は冷水5〜10℃・温水80〜85℃ですが、ECOモードでは冷水が約10〜15℃、温水が約70〜75℃になります。
あわせて、部屋が暗くなると作動する光センサー型のSLEEPモードもあり、公式サイトではECOモードと併用することで電気代を最大約60パーセントカットするとしています。なお、ECO温水の約70〜75℃は調乳に適した温度として案内されています。
ハミングウォーターのエコモード
ハミングウォーターの公式サイトでは、エコモードは温水の加熱機能を一時的に停止することで電力の消費を抑える機能で、約6時間後に自動で解除され加熱を再開すると説明されています。就寝前にエコモードにしていて朝いちばんのお湯がぬるい、というのは仕様どおりの動きです。
節電モードを切って30分ほど待ってみる
冷水は適温なのに温水だけ温かくならない場合、エブリィフレシャスの公式サイトでは、HOT ECOモードとSLEEPモードをOFFにして30分程度待つよう案内されています。それでも改善しない場合に、はじめてサポート窓口へ連絡する流れです。
節電と使い勝手はトレードオフの関係にあります。電気代そのものの考え方はウォーターサーバーの電気代の記事で整理しています。
温度の切り替えや節電モードの仕様は、機種ごとに細かく違います。これから導入を検討している場合は、公式サイトの仕様表で先に確認しておくと安心です。
わが家に合うウォーターサーバーを探すなら
実質コストで比較したランキングを見る公式サイトが示している冷水・温水の温度を知っておく
何度なら正常なのか、基準を知っておくと判断しやすくなります。公式サイトで温度を公開している2社の値を並べます。
| メーカー | 冷水 | 温水 | 節電モード時 |
|---|---|---|---|
| エブリィフレシャス | 5〜10℃ | 80〜85℃ | ECO冷水 約10〜15℃/ECO温水 約70〜75℃ |
| ハミングウォーター | 6〜10℃ | 80〜90℃ | エコモードは温水の加熱を一時停止(約6時間後に自動解除) |
※記載の温度・条件は2026年9月時点で各社公式サイトに掲載されていた内容です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
置き場所と停電も、温度に影響することがある
壁や家具から離し、熱源と直射日光を避ける
サーバーは背面や側面から熱を逃がしています。エブリィフレシャスの公式サイトでは、上面は開放し、背面および側面は壁や家具から5センチ以上(ミニは10センチ以上)離すよう案内されています。背面の放熱パネル部分のスペースを空けることで熱がこもるのを防ぎ、電気代の節約にもつながる、とされています。
同じページでは、屋外や湿度が高いところ、熱源の近く、直射日光が当たる場所は避けるよう案内されています。不適切な場所に設置すると冷水と温水の温度がぬるくなったり、水の味や臭いに変化が生じる場合がある、との注意書きもあります。温度と味が同時におかしいときは、置き場所を見直し、水の味やにおいの変化もあわせて確認してみてください。
家庭でできる確認をひととおり済ませても改善しない場合は、無理に分解せず、契約先のサポート窓口に連絡しましょう。故障時の対応や費用の考え方はウォーターサーバーが故障したときの対応、水そのものが出ないケースはウォーターサーバーから水が出ないときで解説しています。
まとめ
- 設置直後は適温になるまで時間がかかる(エブリィフレシャス公式では冷水90分程度・温水30分程度)
- 連続して出し続けると常温に近づくのは、公式サイトで仕様として案内されている
- 節電モードは温度を意図的に変える機能なので、切って30分ほど待ってから判断する
- 背面・側面は壁や家具から5センチ以上(ミニは10センチ以上)空ける
それでも改善しないときは、サポート窓口に相談してください。これから選ぶ段階で温度や節電機能を比べたい場合は、実質コストで比べたウォーターサーバーのランキングもあわせてご覧ください。
よくある質問
設置してから冷たい水が出るまで、どのくらい待てばいいですか?
エブリィフレシャスの公式サイトでは、冷水は90分程度、温水は30分程度で適温になると案内されています。機種によって異なるため、契約先の公式サイトや取扱説明書もあわせてご確認ください。
節電モードにすると水はぬるくなりますか?
エブリィフレシャスの公式サイトによると、ECOモードでは冷水が約10〜15℃、温水が約70〜75℃になります。通常時の冷水5〜10℃・温水80〜85℃と比べて温度が変わる仕組みなので、ぬるく感じるのは正常な動作です。
続けて注いだら途中でぬるくなりました。故障でしょうか?
エブリィフレシャスの公式サイトでは、出した水量分がサーバー内部のタンクに補充されるため、連続して出し続けると徐々に常温に近くなると説明されています。少し時間を置いてから使うと元の温度に戻ります。
停電のあと、水が出ず冷たくも熱くもなりません。
エブリィフレシャスの公式サイトによると、停電復旧時に安全モードが作動している可能性があります。背面のHOTスイッチをONにし、ランプが点灯するまでHOTボタンのみを5秒間長押しすると解除できると案内されています。解除後、適温になるまではしばらく時間がかかります。
参考
- エブリィフレシャス公式サイト「冷水と温水の温度は何度ですか?」 https://every.frecious.jp/faq/about/b1.php
- エブリィフレシャス公式サイト「水が冷水・温水になるにはどれくらい時間がかかりますか?」 https://every.frecious.jp/faq/about/b9.php
- エブリィフレシャス公式サイト「設置スペースはどこがいいですか?」 https://every.frecious.jp/faq/about/b2.php
- エブリィフレシャス公式サイト「ECOモードとは?」 https://every.frecious.jp/faq/about/b12.php
- エブリィフレシャス公式サイト「停電復旧時の対応は?」 https://every.frecious.jp/faq/about/b10.php
- エブリィフレシャス公式サイト「故障かなと思ったら」 https://every.frecious.jp/faq/trouble/
- ハミングウォーター公式サイト「よくあるご質問」 https://www.hummingwater.com/support/faq/
- ハミングウォーター公式サイト「エコモードで省エネ」 https://www.hummingwater.com/waterserver/energy-saving/

